「縄文杉」屋久島視察研修（２）

屋久島視察研修二日目です。

時間は朝の５時、場所は「荒川登山口」３時に起床して来ました。

天気は、崩れる予想なのですが、まだ降ってはいません。それにしても真っ暗でまわり

の様子がよくわかりません。登山口の駐車場は工事中で、登山口までの路上に駐車して

登山口まで歩く事になり、朝から凹み加減・・・。

私は１５年ぶり二度目の「縄文杉登山」なのですが、当時よりは少し痩せたとはいえ、

普段の腰の痛みからくる足が往復２１ｋｍ１０時間にわたる登山に耐えられるのか不安

なのですが、自分の火事場の体力と忍耐力を信じて歩きだしました。

「大株歩道入り口」森林軌道の上を歩いて行きます。歩き出してすぐに荒川を渡る大

きな鉄橋を渡るのですが、これが高くてめちゃ怖いのですが真っ暗でたいした恐怖感

もなく通り抜け、岩をくりぬいたトンネルをぬけて、大きな一枚岩や木の橋などをい

くつも通って行きます。暗闇の中を４０分も歩くと小杉谷に着きます。私は早くもそ

こで、朝食！周りの皆さんはまだ早いとたべません・・・。

少し休んで、また歩き出します。

楠川わかれの付近で少し明るくなって来ました。薄暗い中でも紅葉がとても綺麗です。

「仁王杉」までやって来ました。足腰はまだ大丈夫なようです。

私は、いつも山仕事をしているのと同じくTシャツにタオルの鉢巻き！

「さかなやの親父」だとOG氏に言われながら、いつものスタイルを貫きます。

「大株歩道入り口」です。時間は８時３０分ここまで３時間３０分

ここで森林軌道は終わりで、本格的な山登りとなります。

私の記憶では、ここからけっこうきつい山道だったような・・・。

この時間から、雨が降り出して来ました。しかも結構強く！！

最初は、少しよじ登るような場面もあるのですが、所々木道も整備されて１５年前よ

り、はるかに整備されたようです。雨は一段と強くなり、それでも私は蒸気機関車の

ように、大汗と蒸気のように湯気を出して登り続けます。ここでカッパを着たら蒸れ

てしまうので着ませんでした。登山中のデブにカッパは似合わないのです。

「ウイルソン株」懐かしい！！！！

株の中に祠があって近くから水が湧き出しているのです。

上を見上げると、ハート型の穴から光が見えるのですが、雨が強いのと体が冷えると

つらいので、依託なりだした足を休めるとまた歩き出します。

「ウイルソン株」からが一番の難所といえる、登りが続きます。

階段や、よじ登るような岩が続いて・・。それを過ぎると、登ったり降りたりの道が

続きます。この辺は大きな切り株や「姫シャラ」などの木が多く見られ、疲れた体を

和ませてくれます。

ごろごろと続く大きな切り株が迫力満点！切り株を縫うように歩道が続きます。

登って降りて登って降りて、いい加減にしてくれ！と体が悲鳴をあげています。

でも、目と心はこの景色でやられています。

降り続く強い雨と、腰と足の疲労で、体が悲鳴を上げています。でも心はハイなまん

ま！「森の熊さん」を口ずさみOG氏に輪唱しようぜ！と歌い出すと、なかなか歌っ

てくれません、彼もはずかしかったよういです。西村さんは歌ってくれたのに！！！

歩き出して５時間３０分やっと「縄文杉」が見えて来ました。

しかも要塞のような階段に囲まれているではないですか・・・・。

最後の力を振り絞って（帰りもある）登るとあの木と再会できるのです。

やっとたどり着きました！

ふだんの腰痛でここまではは無理だと思っていた私は、めちゃうれしかったです。

なるほどでかい！前回来た時にはすぐ近くまで行けて、幹のまわりで昼食を食べた

のですが、今はこれを見るのも一方通行で撮影ポイントまで表示されています。

テレビの取材陣が２０人ぐらいと、波のように登山ツァーの人たちが押し寄せてき

ます。長居もしずらいので、２０分ぐらい撮影をして眺めて・・、体が冷えないう

ちに下山に入りました。

さて、次回は「屋久島視察研修」シリーズ第三弾縄文杉下山と夕食！をご報告します！

タグ：屋久島　縄文杉

コメント 3

歩いて歩いて蒸気機関車ねっ♪　ぷっ（笑）
深い森の香りがしそう・・・。ここ数年訪れる人が増えたことによって、失うことがないように・・・だよねっ♪
by 七色音 (2009-11-16 16:59) 

七色音様

飲んだビールがすべて蒸気になっているような状態でした。
夜にはまた補充が必要です。


by たーチャン (2009-11-17 14:22) 

いいなー♪いいなー♪いいなー♪
森林鉄道跡といい、全ていいな♪
by me-co (2009-11-17 19:38)